【留学経験あり】ソウル市立大学校 語学堂の魅力

韓国ブームがとまらない日本。

K-POPや韓国ドラマ、韓国料理やコスメなど、日常的に韓国にふれる機会が増えましたよね。

韓国を知っていくうちに韓国語を理解したいと思うのはめずらしくなく、最近では韓国留学を考えている方も多いのではないでしょうか。

留学といっても方法はいくつかあり、韓国の大学に正規留学する、大学の語学堂に通う、語学学校に通うなどさまざまあります。きっとそれぞれの目的にあわせて選択肢も変わってくると思うのですが、今回は語学堂についてお話していきます。

しかし、ソウルだけでも語学堂はたくさんあり、実際どこの語学堂がいいのか迷うと思います。今回はわたしが実際に通ったソウル市立大学校 語学堂についてご紹介します。

わたしが本当におすすめしたい語学堂なので、ぜひ最後まで読んで、語学堂選びの参考にしてみてください!

ソウル市立大学校 語学堂ってどんな学校?

  • 名 称:ソウル市立大学校(서울시립대학교)     
  • 詳 細:1918年 農業学校として開校

         1987年 総合大学として改編

  • 住 所:ソウル特別市東大門区市立大路163

     (서울특별시 동대문구 서울시립대로 163)

  • 最寄駅:清凉里駅(チョンニャンニ駅:청량리역) 3番出口より徒歩約20分

      ※清凉里駅からスクールバスあり

      回基駅(フェギ駅:회기역) 2番出口より徒歩約10分

  • 授業料:1,350,000ウォン(約135,000円)

      入学金50,000ウォン(約7,000円)

      ※教科書代別途

  • クラス:1~6級(1クラス10~16人)
  • 授業時間:4学期(1学期 10週間 200時間)

       週5日(月~金) 9:00~12:50

ロケ地としてもたくさん使われている!

ソウル市立大学校は、いろいろな撮影場所としても使われています。

もしかしたら、見たことがある映画やドラマもあるかも?

【映画】

・いま、会いにゆきます(지금 만나러 갑니다)

・二十歳(스물)

【ドラマ】

・知ってるワイフ(아는 와이프)

・梨泰院クラス(이태원 클라쓰)

【MV】

・IKON‐오늘 모해(WYD)

↑ ベンチに座っているシーンやバスケをするシーンなど、外の撮影はほとんどソウル市立大学校で撮影しています。

わたしがソウル市立大学校 語学堂を選んだ理由とその魅力

わたしは語学堂選びにすごく悩みました。

学費、授業内容、サポートなど学校によっても微妙に違うため、自分に合う学校、また自分が何を1番優先したいのか、、とにかくいろんな語学堂を調べました。

迷った末、最終的にソウル市立大学校が自分に1番あっていると思いました。

わたしが実際に通って感じたソウル市立大学校の魅力をご紹介します。

ソウルの語学堂の中でもっとも学費が安い!

ソウル市立大学校は、ソウル市が運営している公立の大学なので学費がとても安いです。

学費の安さではとても有名なのではないでしょうか。

わたしも語学堂選びで1番重要視していたのが学費の安さなので、これが決めるポイントになりました。

ちなみに1番学費が安い語学堂は、徳成女子大学校(덕성여자대학교)で1学期、130,000ウォン(日本円で約13万円)です。

文法・会話・書き取り・聞き取りとバランスの良いカリキュラム

ソウル市立大学校の語学堂は、バランスの良いカリキュラムとなっています。

文法や会話など1つに特化した授業の進め方をする語学堂もあるので、まんべんなく学びたいという方にソウル市立大学校はとてもおすすめです。

語学学習をしながらなにが苦手なのか、どこをもっと伸ばしたいのか1度じっくり考えてから語学堂選びをすると良いかもしれません。

語学堂によって授業の内容や、使うテキストも違うのであらかじめしっかりと調べ後悔のない選択をしてくださいね!

バディ制度がある

バディ制度とは、トウミ制度やメンタリングともいわれ、簡単に説明すると留学生1人に大学生が1人つきサポートをしてくれる制度です。

このバディ制度、導入している語学堂はたくさんあるのですが、学校によって基準が多少異なってくるようです。 申請者のみ適応される学校や、トウミ制度を強制的に行っている学校などさまざまです。

ソウル市立大学校は、後者の方でこの制度を必ず利用しなくてはなりません。 一応5回は必ず交流するという決まりがあるのですが、内容は自由なので韓国語を教えてもらっている友達、またはショッピングや食事を楽しんでいる友達などそれぞれでした。

必ずしも同性がパートナーになるわけではないので、異性が相手の子は交流に難しさを感じている子もいました。

しかし、自分ひとりではできないことをサポートしてもらえるのはとても安心ですよね!

奨学金で授業料免除になることも

ソウル市立大学校には奨学金制度があります。

自分の努力次第では、学費全額免除も夢ではないかも??

奨学金制度については以下を参考にしてくださいね!

・全額免除(3学期以上通う学生が対象)

条件1) 3学期連続で出席率90%以上

条件2) 3学期連続で成績平均90点以上

 

・20%免除(次学期の学費から20%免除)

クラスで成績1位の生徒

 

・10%免除(次学期の学費から10%免除)

クラスで成績2位の生徒

学生寮への入居が可能

ソウル市立大学校の学生寮は留学生も入居が可能です。

しかし条件があり、2学期以上通う生徒のみが対象で、入居できる期間は1学期のみとなります。 そして先着順なので早めの申請が必要になります。

部屋は2~3人でルームメイトの選択はできないそうです。

このようにいろいろ条件はあるのですが、寮費がとっても安いのが魅力的でもあります。

3ヶ月で520,000ウォン(約52,000円)、そのうち10,000ウォンは保証金なのであとで返金されるそうです。 実質420,000ウォン(約42,000円)で入居できると考えるとやっぱりすごく安いですね。

ソウル市立大学校へ正規留学も可能

ソウル市立大学語学堂3級以上であれば大学への編入も可能です。

(※3級から受験は可能ですが、TOPIK4級の合格が必要になるそうです)

わたしの周りでも大学への編入を目指し努力している友達が数名いました。

TOPIKの試験対策が整っている

週に1回、TOPIKの試験対策として特別授業が行われます。

これは希望制なのですが、別途での授業料は一切必要なくテキストを1冊購入すれば誰でも受講可能でした。

わたしも授業に参加していたのですが、普段関わることのない別の級の子たちもたくさんいたのでいつもの授業とはまた違う雰囲気を味わうことができ新鮮でした。

毎回違う内容の文化授業

文化授業や課外授業は他の語学堂にもあり、内容もさまざまだと思いますが、ソウル市立大学は1学期に3回文化授業があります(※時期によって回数に変更があるかもしれません)

わたしは、2学期語学堂へ通ったのですが合計で6回文化授業に行きました。

テコンドー体験、韓国民俗村、ナンタパフォーマンス 、昌徳宮訪問、ダンス体験、ロッテワールドととにかく楽しかった思い出しかありません。

この体験を通してクラスメイトとの仲がさらに深まったと思います。

(※写真はテコンドー体験をした時です。)

【これだけじゃない!】ソウル市立大学校 語学堂の魅力

これまでは語学堂の特徴や制度についてご紹介しましたが、ここからは実際に通ったわたしだからこそ知っているソウル市立大学の魅力をご紹介します。

24時間利用可能な図書館

語学堂がある建物から少し先へ進むと、図書館があります。そこは図書館だけで4階もある結構大きな建物です。

会員証を作成すれば留学生も利用可能なので、語学堂に入学したらすぐに会員証を作成しましょう。

わたしはよくこの図書館に行き勉強をしていたのですが、意外と留学生が利用しているのは少ないように思えました。家での学習に集中できないという方に図書館は本当におすすめです。韓国の学生は何時間も勉強するので、わたしもそんな大学生に混ざりながら深夜まで図書館にいたのを覚えています。

また、小さいですが別の建物にも図書館がありそちらを利用することも可能です。意外とそっちの方が利用者が少なかったりするのでおすすめです。

ソウル市立大学の看板犬

ソウル市立大学に看板犬がいるのはごく1部の学生しか知らないのでははいかと思います。わたしも語学堂を卒業するまで全く気づきませんでした。

その看板犬がいる場所ですが、学生寮がある生活館(생활관)の1階で学生食堂があるすぐ隣にいます。白色のかわいいラブラドールレトリバーがいるので、入学された方は探しに行ってみてくださいね!

決まった日にだけ来るスンデ屋のアジョシ

これは大学内の話とは少しずれてしまうのですが、週に1~2回夜の9時ころになると大学の後門にスンデを売りに来るアジョシがいました。

スンデなんてどこでも食べれるじゃ~ん!と思う方もいると思うのですが、ここのスンデ本当においしいんです! 行くたびにいつも学生の列ができていたのですが、並ばない韓国人がそこまでして買うということは正解ですよね!(笑)

図書館で遅くまで勉強したあと帰り道でスンデを買って夜食を食べるのが最高の至福な時間でした。

しかし4年前の話なので現在もいるのかは不明です、、

 

【番外編】とにかくキツイ!ソウル市立大学校にある〇〇

ソウル市立大学は正門と後門があり、どちらからも構内にはいることが可能です。

(清凉里駅からは正門、回基駅からは後門から入ることが多いです)

語学堂の校舎へは後門から入った方が近いのですが、実はこの後門へ行くまでにとっても急な坂があるんです。 韓国は比較的に坂が多いのですが、ソウル市立大学校のこの坂は上りきったあとには息切れするくらいの坂です(笑)

わたしは夏の期間留学をしていたので、ここを歩くだけで毎回汗をかいていました。 これからソウル市立大学校に通うという方は覚悟しておいた方がいいかもしれません(笑)

とてもいいダイエットにはなりますが、、

ソウル市立大学校 語学堂に通った感想

わたしが最終的にソウル市立大学校に決めた理由は学費の安さでしたが、通い終わって振り返ってみたときに「とても充実していたな」と心の底から感じたのを覚えています。

わたしはほぼ韓国語が出来ない状態で留学したため、文法や会話、読み書き、聞き取りなどまんべんなく学べたのも自分に合っていました。

授業だけではなく大学自体の環境も整っていて不自由なくすごせました。

また語学堂に通う機会があればまたソウル市立大学校に通いたいと思えるほどです。

とてもすてきな大学なのでこれから語学堂に通う予定の方はぜひ語学堂選びの選択肢にいれてみてください!

最後に

いかがでしたでしょうか。

このブログでは、実際にわたしが通ったソウル市立大学校 語学堂を紹介しました。

今留学に悩んでいる方、どこの語学堂にしようか迷っている方はたくさんいると思います。せっかくの貴重な留学生活、後悔のないようにすごしたいですよね。

語学堂はどこも同じようですが、カリキュラムが微妙に違うので自分が求めていることを改めて考え、慎重に語学堂選びをしてくださいね!

そして、わたしのブログを読んでソウル市立大学校への入学を検討してくださる方が1人でも増えてくれると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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