韓国留学を準備するなかで、家探しで悩んでいる方も少なくないはず。
家といってもさまざまあり、留学生なら学校の寮やワンルーム、コシウォン・コシテル、シェアハウスや下宿など選択肢はいくつかあります。
そんななかで今回はわたしが実際に住んでみたコシウォン・コシテルについてご紹介します。
探し方のポイントや契約方法などをお話しするので参考にしてみてくださいね!
(わたしが実際に住んでいたコシテルの写真も載せているので見てみてください!)
目次
コシウォン・コシテルって?
「コシウォン」とは漢字で「考試院」と書きます。
もともとは韓国の学生のためにつくられた施設で、試験を控えた受験生が勉強に集中できるよう一定期間住んでいました。
価格は安価で1か月約3~7万円程度です。
狭い部屋に、ベッドと机のみが備え付けてありそれ以外は共有になります。
また「コシテル」とは、コシウォンとホテルを組み合わせた言葉で、コシウォンをもう少し住みやすくした部屋のことです。
部屋にシャワーとトイレが備え付けてあり、施設によっては冷蔵庫やテレビもあります。 それ以外のキッチンや洗濯機はコシウォン同様、基本的には共有になります。
実際にわたしが住んでいたコシテルの写真
【実践した!】コシウォン・コシテルの探し方を紹介
コシウォン・コシテルについて理解したものの実際に住むとなると、まずは探すところからスタートします。 そのあとはもちろん契約をしなくてはなりません。
ここが1番難しく面倒なところですね。
しかし探し方にもいろいろあり、自分でやらなくてもいいパターンもあります。
いくつかご紹介するので、自分の性格や今の環境・状況にあった方法を選んでみてください。
1.エージェントを通す
エージェントにまかせるのが1番簡単な方法です。
こちらからある程度の条件(立地、金額、女性限定など)を提示すればそれにあった家を紹介してくれます。 探す時間がなかなかつくれない方、めんどくさいと感じてしまう方、そもそも探し方が分からない、韓国語に自信がないという方におすすめです。
しかし手数料が数万円かかってしまうというのがデメリットでもあります。
また、学校の入学手続きサポートなどパックになって提供している会社が多いため余計な金額がかかってしまうということもあります。
2.韓国のWEBを使って探す
韓国のWEBサイト「NAVER」を使って探す方法です。
日本のサイトからだと情報が少ないので、韓国人が家を探す方法と同じようにWEBで検索をします。
実際にわたしもこのやり方でコシウォン・コシテルを探したので、あとで検索のやり方をご紹介しますね。
ただ、デメリットとしては全て韓国語になるので韓国語が全くできないという方には少し難しさを感じるかもしれません。 そんな方はGoogleの翻訳機で日本語表示にすることをおすすめします。
3.韓国の不動産やに行く
これは1番難しい方法ですが、直接不動産やに行くという選択肢もあります。
その場で条件を提示し実際に内見できるので安心して家探しができます。
しかし、渡韓してから家が決まるまで住むところがない状態なので、それまでの期間ゲストハウスやホテルに宿泊しないといけません。余計な出費がかかってしまうというデメリットがあります。
しかし最近では日本人が常駐している不動産やもあるそうなので韓国語に自信がない方でも安心して利用することができます。
わたしが実際におこなった探し方の手順
それでは、わたしが実際におこなったコシウォン・コシテルの探し方をご紹介します。
※最初にお伝えしておくと、誰でも絶対にできるという方法ではないので参考程度に読んでいただけると嬉しいです、、
わたしはソウル市立大学に通っていたのですが、最寄り駅が清凉里駅(チョンニャンリ駅:청량리역)と回期駅(フェギ駅:회기역)なのでその付近で探していました。
まずはNAVERで検索をかけ、ある程度コシウォン・コシテルを探しました。 その時点で家は決めず候補をいくつかあげておくという形です(ここまでは自分でできる作業です)
そしてわたしは実際に韓国に行き、その物件を内見しに行きました(これがなかなか難しいポイント)
ありがたいことに韓国人の知り合いがお手伝いをしてくれたからできたことです。 候補の物件をいくつか回りその場で契約をしました。
ネット検索のやり方
「NAVER」を開いたら、上にある検索項目から検索します。
わたしの場合は、ソウル市立大学の近くのコシウォン・コシテルを探していたので「서울시립대학교 고시원」(ソウル市立大学 コシウォン)と検索しました。
検索をすると、このようにたくさんのコシウォン・コシテルの情報がでてきます。
左側には名前と写真、右側は地図上でどこにあるかを教えてくれます。
WEBサイトでコシウォン・コシテルを探す際の注意点
わたしが実際にWEBサイトで物件探しをして感じた注意点をご紹介します。
写真を信じすぎない
「実際に行ってみたら写真と全然違った、、」なんてことも普通にあることです。
ホームページ上の写真はとてもきれいに写っていたり、部屋を広く見えるように撮った写真を載せていることもあります。
実際にわたしも内見してみて、写真と違っていたため入居を諦めたコシウォン・コシテルがあります。 あまり写真を信じすぎないようにしましょう。
物件をできるだけたくさん探しておく
これはわたしのように内見可能な方への注意事項なのですが。
上記にもあげたように、ホームページの写真と実際が異なる部屋があるので、できるだけたくさんのコシウォン・コシテルを探しておくことをおすすめします。
わたしは候補の部屋がすべて微妙で、しかもあまりたくさん探していなかったため、最終的には歩きながら一件一件まわることになりとても苦労しました。
コシウォン・コシテルを探したら実際に見に行く
可能ならば、内見に行くことをおすすめします。
何度も言いますが、写真と実際の部屋が違うということが多いからです。
韓国に知り合いがいる、友達、彼氏がいるという方はお願いしてみるといいと思います。
コシウォン・コシテルを決める際に注意して見ておきたいポイント
では、最終的に決める際の失敗しない方法・見ておきたいポイントをご紹介します。
日本語対応しているか
韓国語に自信がない方は、日本語対応しているコシウォン・コシテルを選びましょう。
言葉が通じないと、契約がスムーズにいかずお互い大変だと思います。 また、コシウォン・コシテルは値下げ交渉が可能だったりもするので韓国語ができたら便利ですよね!
設備が整っているか
最近のコシウォン・コシテルはだいたい部屋にトイレ・シャワーがついていますが、年数が経っているところは共有なんてところもあります。
やっぱり人の目が気になったり、使う順番など気をつかうので、共有スペースはなるべく少ない方がいいですよね。
また家賃が高いところだと、部屋に洗濯機が備えてあります。 共有だとしても、洗濯機が何台あるのか、物干しスペースはどのくらいの広さなのか事前に確認しておくといいです。
また、コシウォン・コシテルはごはんやラーメン、キムチなどのおかずが常に備えてあり自由に食べていいところがたくさんあります。 施設によって種類が多かったり少なかったりするので、そのあたりも確認しておくといいかもしれませんね。
部屋に窓があるか
部屋に窓があるかないかって、意外と見落としがちになると思うのですが、しっかりチェックしてください。
窓がない部屋は他の部屋にくらべ、金額が安いことが多いのですが、窓は絶対あった方がいいです。
コシウォン・コシテルは本当に部屋が狭いのでそれだけでも窮屈になります。
そのうえ窓がなく、外の空気も吸えない、天気も分からないとなると結構なストレスになります。 朝起きて日の光をあびることは自律神経の乱れをふせぐことにもつながるので、窓がある部屋を選んでください(笑)
トイレやシャワーの水圧は大丈夫か
韓国はトイレットペーパーを流せないというのはご存じだと思うのですが、最近では流しても大丈夫なところが増えています。
しかし、古いところは水圧が弱く詰まりやすいので、しっかり確認してください。 シャワーも同様に確認してください。
隣や上の住人の状況
コシウォン・コシテルは建物のひとスペース(1階・2階だけコシウォンなど)をつかっていることが多いです。 下がコンビニ、上が飲食店なんてこともよくあります。
わたしが住んでいたところも、1階がコンビニ、2階がカフェ、3階がコシテル、4階がビリヤード場でした。 寝ているときに上の階から、ビリヤードのボールの転がる音がよく聞こえていました。
また、壁が薄いので隣の人の生活音がすごく聞こえます。 気になる人にとっては結構なストレスになると思うので、部屋が何階にあるのか、隣に住んでいる人がいるのかを確認しておきましょう。
立地や環境
韓国は少し入り込むとお店が少なかったり人通りが少ない道があります。 なるべく人通りの多く街灯があるところを選ぶといいです。
また、近くにコンビニやマートがあるところを選ぶと買い物が便利です。
コシウォン・コシテルが決まったら契約をしよう
わたしは韓国人の友達がいてくれたので、通訳はすべてその子がしてくれました。
直接管理人さんに交渉しその場ですぐに契約、その日からの入居になりました。 契約自体はとても簡単で、契約書(名前、住所、電話番号など)を記入し、家賃を支払います。
コシウォン・コシテルは基本的に保証金はないのですが鍵代として約5,000円支払います。
このお金は退去時に戻ってくるので安心してください(忘れている管理人さんもいるので必ず言って返してもらってください)
まとめ
いかがでしたか?
海外での家探しはとても大変ですが、この記事を読んでこれからコシウォン・コシテルを探すという方の参考になれたら嬉しいです。