韓国が消滅する?!韓国で人口減少がとまらない理由

こんにちは!韓国が大好きなリサです。

韓国では、3月9日に行われる次期大統領選挙を目前に選挙活動が行われていますね。

2017年に就任し5年間大統領を務めたムン・ジェイン大統領ですが、このムン政権時代に韓国では人口減少が大きな問題となっています

ではタイトルにある「韓国が消滅する?!」とはどういうことなのでしょうか。

「消滅なんてまさか、、」と現実的には考えられないと思いますが、でも実際に大好きな韓国がなくなってしまったらと考えると不安になりませんか?

このブログではなぜそのようなワードが出てしまっているのかを説明していきます。「政治的な話は難しい」と目を避けたくなる方もたくさんいると思うので、分かりやすく簡単にまとめてみました。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

現在の韓国の人口ってどれくらいなの?

では、現在の韓国の人口はどれくらいなのでしょうか。

2021年のデータでは、約5170万人だったそうです。

ちなみに日本の2021年の人口は約1億2614万人なので韓国の人口は日本の半分以下ということになりますね。そもそもの国土の面積が違うので日本より少なくて当然ですよね。

そして韓国では統計開始以来、2020年に初めて人口の自然減少がおこりました。

人口の自然減少とは死亡数が出生数を上回ることを意味するのですが、2020年の人口が約5180万人、出生数が約27万人に対し、死亡数が約30万人でした。人口減少はまだまだ進んでいくといわれています。

人口が減少している理由って?

どうしてここまでに人口減少が深刻化しているのでしょうか。

もともと韓国ではある大きな理由が原因で人口が減少することは予想されていたのですが、それが予想より8年も早く起きてしまったんです。当然このスピードの速さは大きな問題となりますね。

ではなにが原因で人口減少が加速してしまったのでしょうか。その要因をひとつずつ説明していくので一緒にみていきましょう!

1.出生率の低下

一番の大きな原因は、出生率の低下です。

韓国の出生率は2017年から右肩下がりの状態が続いており、2018年からは女性1人が一生に産む子どもの人数が約0.8~0.9(人)でした。1(人)にも満たないということになりますね。

韓国では2000年代以降「少子化」を深刻な問題とし「少子化対策」に力を入れていたようですが、現状をみるとその対策はあまりうまく進んでいないということが分かりますね。

2.高齢化の加速

少子化が進む一方「高齢化」も加速しています。

これは日本でも大きな問題となっていますが、韓国の高齢化は日本を上回るほど加速し、それは深刻な水準となっているんだそうです。

ちなみに、65歳以上の高齢人口の割合が7%を超えると「高齢化社会」14%以上が「高齢社会」20%以上で「超高齢社会」と分類されるのですが、現在の韓国は「高齢社会」に当てはまります。

しかしこのまま高齢化が加速すると約3年後には、超高齢化社会となり10人に2人が高齢者ということになります。

3.若者の就職困難

韓国が超学歴社会なのは有名なはなしですよね。

中高生は授業が終わったあと学校で給食を食べ夜10時まで教室で自習学習をします。(=「야자」(ヤジャ:夜間自習学習)」)

名門大学に入学するためにとにかく勉強の日々。大学入学後も遊ぶ暇なく、大企業へ入るためにすぐ就職準備がはじまります。

韓国ではほとんどの人が大企業を目指すのですが、その枠は本当に小さく狭き門なのだそうです。中小企業の就職先がないわけではないのですが、やはり幼いころからこれだけ努力していたら安定した企業に勤めたいという人が多いようです。簡単には妥協できないですよね。

このように就職困難な状況が続くと結婚が遅くなったり、結婚自体を諦める人もいるのではないでしょうか。

結果、少子化に繋がり人口が減少してしまいます。

4.出産年齢の上昇

就職困難のはなしとリンクするのですが、韓国では大学卒業後すぐに就職するひとは少ないです。

大企業にはいるため、卒業後大学院に進む人や海外に留学しキャリアをつむ人、また就職に向けもう1年勉強する人もたくさんいます。

また男性は兵役へ行かないといけないので自然と就職する年齢も遅くなりますよね。

そして近年では、キャリアをつみ社会進出する女性が増えています。これは日本も同様ですよね。

このような理由から晩婚化が進み出産年齢が上昇しているのだと考えられます。

4.物価上昇や不動産価格の高騰化

ウクライナ危機により国産原油価格が高騰しています。それにより物価の上昇が続いています。これは日本でも全く同じ理由で物価が高騰化していますね。

また、韓国では不動産価格の高騰化が大きな問題となり人々を苦しめています。ムン・ジェイン大統領は「不動産価格の安定」を目指し25回もの不動産政策を行ったのですが、むしろ価格は高騰しムン政権の間でソウルのマンション価格は2倍にも高騰しました。

このように生活するだけでも苦しい状況が続いてしまうと、自然と「結婚」が遠ざかる人も少なくないと思います。

5.外国人の減少

韓国滞在外国人は2019年にかけ250万人を超えるほど年々増え続けていたのですが、新型コロナウイルスの影響により200万人を下回ってしまったそうです。小さな影響かもしれませんが、これも人口減少に少しは関わってるのではないでしょうか。

 

早く韓国に行ける日がくるといいですね、、

韓国の将来はどうなるの?

 

韓国の人口減少は今後も続きその速度は速くなると考えられています。

出典:장래인구추계

 

グラフを見てもらうと分かるように、2020年から少しずつ少子化が進み、2030年にはさらに減っているのが分かります。2050年、2070年には高齢者が大きく増えていますね。

1960年の三角形が2070年には逆三角形に形を変えていくのが分かります。

まとめ

いかがでしたか?

この記事を読んで韓国が消滅するというワードがなぜ出ているのか理解できたのではないでしょうか?

消滅とは「人口減少」の加速化を意味していました。

さまざまな原因がありましたが、韓国ならではの問題が少子高齢化をまねいていました。

今後、未来を作り上げていく若者たちがもっと生きやすいと感じる環境づくりをしていってほしいですね。

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